「よろしくな」
「え、あ、うん」
亮は先に歩いていってしまった。
「やっぱ身長大きいなぁー」
そう言いながら、亮のうしろ姿を見ていた。
すると、うしろから…
「ねぇねぇあの子かっこよくなーい?」
「え?だれー?」
「橘花亮くんだよ!知らないの?」
「そうなんだぁ!たしかにかっこいいかも!」
やっぱ亮はどこ行ってもモテるんだ。
これは昔から変わらない。
いつも女の子がかっこいいと言っていた。
わたしはしばらくうしろではなしてる女の子の話を聞いていた。