しばらく待っていたら、亮くんは帰ってきた。
「あ、あいらちゃん!」
「なぁーに?」
亮くんはなにかうしろに隠していた。
「あいらちゃん手出して」
わたしは手を出した。
「亮くん?」
「目つぶってくれる?」
「うん」
「いいよ!目あけて?」
わたしは目をあけた。
すると、指には四つ葉のクローバーで作られた指輪がついていた。
「わぁ!かわいいー!」
「よかったー!やっと見つけれたんだぁ!」
「ありがとう」
「でね…」
「ん?なに?」