「あいらおはよー!」
「あれ?今日ももか早くない?」
「ちょっと早く目覚めちゃったんだ♪」
「珍しいねー!」
わたしはももかとしばらくしゃべっていた。
「ねぇ、ももかの好きな人って誰なの?」
「ふふっ」
「笑ってごまかさないでよー!」
「えっと…このクラスにいるよ」
「えー?!このクラスなの?」
「う、うん。あと、あいらが仲良い人!」
「もしかして雄也?」
「ううん」
「じゃあ…亮?」
わたしはこの名前は言いたくなかった。
だって、ももかにとられる気がしたから。