翌朝。
今日も玄関のドアを開けると亮がいた。
「ねぇ、なんでいつもいるの?」
「なんとなく」
このときの私は亮の気持ちをわかってなかった。
私は亮と一緒に登校するとみんなに噂されそうだから一緒に行くのをやめたんだ。
なのに…
いつもわたしからちょっと離れたうしろをいつも歩いている。
これじゃあ、意味ないじゃん。
でも、亮はこの行動に意味があったんだね。
わたし気づけなかった…
ごめんね。