CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~

超が付く程、私の両親や2人の兄は過保護だ

待ち望んだ女の子の誕生である私に対し、両親や兄達は何かと口を出して来る

セレブが住んでいるダウンタウンの郊外に家を建てたのも、セキュリティーが万全だって事もあった

私の住んでいるダウンタウンの郊外にある家は、住人の安全を守る為に敷地内に入る出入り口の道路を門で封鎖し、警備員が常に立っている

その門を通過する為にはIDカードの提示と暗証番号の入力が必要になっていて、来客などがある場合は警備会社に連絡しなければならない

そして来客ですら、警備員に身分証明書を提示しなければ敷地内には入れない仕組みになっている

もし私に何かあったら‥‥

そればかりを気にする両親や兄達によって、学校まではスクールバスなんて乗る事すら許されなく、常に母親が私の送迎をしていた

小さい頃は母親の送迎を何とも思わなかったけど、年頃になれば友達とショッピングをしたり食事に出かけたりしたくなるもので、私が友達の家に遊びに行くと言えば友人宅まで母の送迎が付き纏い、ショッピングや食事なんて話になれば大反対された

そんな両親や兄達の監視は日本に引っ越した事で緩和されたのだが、再びアメリカに渡米となってからは高校生って事もあってか、更に監視が強まった

しかし、それに反発した私は家出を計画

家出っと言っても友人宅に泊まりに行き、どんなに両親や兄達が友人宅に迎えに来ようと自宅に戻らない日々が続いたのだった

確か、私の家では2週間だったかな?

その2週間の間に私はモデルとしてスカウトされ、勝手に承諾してしまったのだけど、私の2週間の家出騒動には流石に両親や兄達は堪えたのか、モデルをする事に大反対はしたものの、2度と家出はしないと約束をさせられた上で渋々了承してくれたのだった

でも私がモデルとして成功すればする程、やっぱりモデルなんか了承しなければ良かったっと嘆いている毎日

しかも歌手に転向するって言い出した時なんか、頼むから大学に行ってくれっと懇願されたくらいだ

そんな両親や兄達の言葉に私は条件を出した

大学に行ったら好きな事をしても良いかって約束だ

勿論、両親や兄達は歌手を諦めたのだと思ったに違いない

だから快く了承してくれたもんだから、私は大学受験をしたのだ

ロサンゼルスで一番の有名大学であるUniverstity of California,Los Angeles(UCLA) Extension

カリフォルニア大学ロサンゼルス大学だ

その大学に入れば文句も言われないだろうと考えた私は、寝る間も惜しんで勉強をして大学に入り、そこには最近までエンジニアと文化教育学部に在籍していた

歌手として多忙ではあるが、時間を取って大学に通いながら試験を連続で行い、たったの2年でスキップ卒業してみせたのだ

そんな私に最早何も言えなくなってしまった両親と兄達

今では毎日の電話だけはしてくれっと言う約束を守り、電話が出来ない時はメールを送ったりと近況報告のみで、考えたら半年位は会ってない