CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~

豪快の盛り付けられたサラダをテーブルに運ぶと、リビングでは篤人のお姉さんが中心となって撮ったばかりのデジカメを覗きながら、これが映りが良いとかって盛り上がっている

雑誌の対談の時、対談内容とかって事前に出版社から質問事項などが決められているから、私は決められた質問内容から家族とは仲が良いですか?って質問をしたんだけど、篤人は普通に仲が良いっすよって言った言葉を思い出してしまった

普通に仲が良い

決められた内容に偽りなく答えた篤人

雑誌の対談とかで一緒になった人の中には、表面的には飾り立て美しく写真に写っている人とかいるけど、彼氏いるけど居ないって書いてとか、家族なんて何処で何をしてんだか興味がないけど、仲が良いっと書いといてっと言う人はマシな方で、対談の時は普通に話していた事が全部嘘ばかりだったなんて事も良くある話だった

それを暴くのは、勿論メディア連中だ

だから私は真実しか話さないし、だからといって対談相手を信用する事はなくなってしまった

でも、篤人は真実を話してくれていた

それは篤人を知れば知る程、あの雑誌での対談に篤人は嘘を吐いてないって思い知ったし、自分らしさ‥‥

飾り立てる事なく、あくまでも自然体で居たいって言う篤人らしい一面が、きっとメディア相手だけでなく、誰に対しても有りの儘の自分を曝け出してる篤人だからこそ、私が篤人に惹かれた一部でもある

でも、いつでも自然体の篤人に惹かれるのは私だけではないかもしれないって不安はある

明日から離れ離れになってしまう

まだ付き合って日が浅いからこそ、不安は大きい

正直、初めて付き合った疾風とだって私がアメリカに行った事で疎遠になって自然消滅

篤人となら大丈夫だって言う保障はない

だけど、いきなりだったけど篤人の実家に連れて来られて、家族に紹介されたりすると篤人にとって私は特別な存在でなのかなぁ~って言う安心感はあるのも事実で、先の事なんて分からないけど今は篤人を信じるしかない

まだ学生だった時、モデルとして仕事をするようになり、最初は小遣い稼ぎって感覚だった

小遣いを貯めて日本に行き、疾風に会おう

そう思って始めたモデルの仕事だった

切っ掛けは友達の付添からスカウトされたんだけど、過保護な両親や兄達に大反対されて、そんな両親や兄達への反発心もあって勝手にモデルをする事を決めてしまった

それに、そんなに自分が読者に評価されるなんて当時の私は思ってもなかったから、安易に小遣い稼ぎって感覚だった

でも、モデルとして売れ出したと当時に私のスケジュールはハードになってゆき、日本に行くなんて野望は果たされる事はなかった

って言うか、きっと疾風への気持ちもアメリカに行った事で冷めてしまっていたんだと思う