CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~

昨日の私の言葉を聞いて、篤人は困惑してる感じがした

どう返事をしたら良いのかって感じで、微妙な雰囲気を篤人から感じた

でも、それなのにメールして欲しいとか言われると、変な期待をしちゃうよ

期待しても無駄なら、無駄だって突き放して欲しいって思うのは私の勝手な気持ちだよね

篤人にしたら、純粋に友達としてしか見てなくて、友達としてメール位はと思ってるのかも知れない

だけど、私は今更篤人の事を友達って限定して付き合うのは無理だよ

芽生えてしまった恋心は、今は消す事が出来ない

なら、いっその事‥‥

会わなければ、この気持ちを忘れる事が出きるのだろうか?

新たな恋を見つければ、篤人とは良い友達になれるの?

だけど、そんなに早くに誰かを好きになれるくらいなら、もっと早くに恋人位出来ていたかもしれないのに、私って無謀な事を考えてるなぁ~

篤人を忘れる為の恋‥‥

それなら、相手は誰でも良い

篤人の事を忘れさせてくれるなら‥‥

今までは、絶対に自分が好きになった人とだけしか付き合いたくないって思ってた

だけど、付き合ってから好きになる事だってあるよね?

相手が自分を好きでいてくれる

その人を好きになれば良い

考えたら、それって楽じゃん

好きなれなかったら別れれば良いだけで、片想いなんてしないで済むんだもん


【RURI
 そろそろ時間よ】


会場内からRUYIコールが響く中、ジェニファーに声を掛けられた私はヘッドマイクの調整を終え、OKのサインを送った


I want to forget you ‥‥

最終コンサートの、一番先に唄う曲のタイトルは、あなたを忘れたい‥‥って言う曲だ

何で、こんな曲を最初に選択してしまったのだろう‥‥

そんな事を考えながら、指定された場所に移動をした私は、用意された椅子に座るのではなく、床に淫らに座り込みながら椅子に肘をかけてスタンバイしたのだった


【最終公演
 今日も宜しく!!】


私はスタッフに向けて大きな声を上げる

そしてブザーが鳴り響くと同時に、私は椅子と一緒に地下からステージの中央にゆっくりと現れると、そのままの姿勢でジャクソンのピアノ奏でるI want to forget you ‥‥が流れ出した

さぁ~

今日は最終日だ

思いっきり楽しんもう‥‥

そう思いながらも、I want to forget you‥‥の歌を唄い始めると、頭の中では篤人の顔が浮かんできてしまったのだった