そんなこともあって あの日は少しずつ少しずつ 優くんにイライラしていった。 そして 帰りの時間が来て 「紫乃――!優也くんがおむかえきてるよっ!」 「あ、うん。」 イライラがやまないまま 優くんと昇降口へ向かった。