あれから私達は意外にも手紙が続いた。 テレビの話とか。 部活の話とか。 佐山くんがバスケ部に入ってる事を知った。 昨日は用事があって帰ってたんだって。 【大丈夫だったの?】 って聞いたら 【お前の方が心配。】 って返ってきて。 なんだかドキドキした。 佐山くんって優しかったんだ。 色々と知っていくたび、親近感があるように思えた。 多分、もうないから。 こんな感情。 これが最後。 私、きっと。 佐山くんに恋してる。