そして私は寝ようとした。










でも…案の定眠れないや。




元々都市伝説とか信じやすい性格なのにさ、こういうの…

「…正直怖いし。」










11時…。







「あと一時間だなぁ…」






来ないよ、りんちゃんのお友達なんて。


ただの作り噺、きっと…。











時計の音がやけに大きい。


外では、こんな時間なのに散歩しているおばさんと犬の声が響わたっている。







…12時。




私の心臓が、大きく波打った。