「お待たせ」 とブレザーを脱いで私の肩にかけてくれた。 「……」 やばい、ホントは結構心が暑くなってきている。 「話長かった」 何言えばいいのか、この心の熱さを騙したくて必死に考えた言葉が皮肉になってしまった。 「そう?先生が新入生について話せっていうもんだから」 なんていつもの笑った顔を私に向ける。 でもやっぱり歩の笑顔は安心する。