ワタシの初恋はキミでした

拓也sideー

「あの時の人!」」

まず言葉があるだろ!?

ってキレてる俺は

今井 拓也 (いまい たくや)

しかもこの女誰だ?

うちの学校の制服だし…。
学年は一年かよ…。

あっこの女、入学式で…

「入学式の時、ありがとうございました!

学年は…三年生の先輩ですね!」

「…あははは、この子、鈍感、ははは」

となりで爆笑してるのは
朝田 晴季 (あさだ はるき)


「一年相手に笑うな、混乱してるだろ」




「もももしかして…二年生の先輩でした…か?」

にしても、鈍感だなこの一年

「二年だよ、んで名前は?」

「寺岡 ゆいですけど…」

てか今、思った。

俺らは学校には似合わない、 金髪…。

おびえてるんじゃ…?

「……………?」

がち、天然?鈍感?

なんかずれてるぞ。

この女、おもしろい…。
「あの…先輩は…」

「俺は今井 拓也だ」

「今井先輩、改めて、入学式の時、ありがとうございました!」

「別に…それと、俺のこと拓也と呼べ、

いいな?」

今までの女ならこれでたいてい気絶するけど…。

「いぇ、先輩なのでそんな事言えません!」

…。

「アハハハハ、拓也
この子、おもしれ〜」

「こちらの…先輩は?」

「こいつはほっとけ」

「拓也ひどい、俺の名前は朝田 晴季だよ
よろしく!」

完全に晴季に引いてる

寺岡だっけ?

この女、今までと

違う気がする…。