隼人と苺がまだ5歳だったとき。
「それじゃあ苺ちゃん元気でね。」
「隼人お母さんどこ行くの?」
「んーすごい遠いとこ。」
「隼人も?」
「うん。隼人も。」
「もう会えなくなっちゃうの?」
「そだねぇ。」
「苺、もう辞めなさい。
隼人お母さんこまってるでしょ。」
「だってー。隼人と会えなくなっちゃうんでしょ?グスン。」
「あ、苺ちゃんちょっと隼人と話しておいでっ」
「はやとぉー苺、隼人とはなれたくないよぉー。グスン。ウェーン…」
「苺。聞いて。
僕、絶対苺のとこ戻ってくるから。
約束!」
「ほんとう?」
「うん。ほんとう。
だからまってて?」
「うんっ!
隼人大好き!」
「僕も苺大好きっ!」
