写真には、


小さい頃の私と、少し面影のある小さい頃の佐藤くん。



「なんで…私と、佐藤くんが?」


「俺と実緒は、幼なじみなんだよ。」


「へ?」



「悠太くんのお母さんと私はね、幼い頃の友人で大人になって結婚してからもお互い家も近かったの。
あなた達が生まれて、毎日遊ばせて。けど、あなた達が三歳の頃、悠太くん一家は海外へ行くことになって」



「で、中学生になる一年前帰国してきたの。」



「けど、なんでうちに住むの!?」


「それは、俺から話しておきます!」



お母さんは、ニコッとして買い物に出掛けた