FRYING HIGH!

「!!」


すれ違い失敗


あたしは固まった


「あれれ?

 俺に声かけられて

 嬉しすぎて固まっちゃったのかな?」


相変わらずナルシスト


でも、動けない


だって、昨日の嫌な記憶が


よみがえってくるから


すると真琴は


あたしの耳に息を吹きかけてきた


「ビクッ!」


あたしの体は


その一息によってしびれた


「へぇー。

 耳が弱点なんだ。

 感じる場所も可愛いんだね。」


と言った