FRYING HIGH!

クラスのみんなは息を飲んだ


「きゃあぁぁぁ!」


女子が悲鳴をあげた時には


みぃ子の手はあいつの頬にあった


でも驚いたのは叩いた音が


ペチン


と小さな音だったことが


みんなもさぞ驚いただろうが、


一番驚いていたのはあいつ自身だった


「なんで・・・」


「なんでって?教えてあげよっか。

 あんたがうざいから。

 あんたのために

 力使いたくないし、

 うちの手を痛めたくないし。」


・・・確かにそうかも


こいつのためなんかに


使う力なんてないな


あたしはそう納得することにした