「うっ・・・ヒック・・・」


何泣いてんのあたし


泣きたいのは澄晴のはずなのに・・・


すると少し息が苦しくなった


原因は澄晴が私に抱きついたからだ


「!!澄晴・・・?」


「喋らんでええ!

 何も言わんでええから・・・」


なんで?なんでなの??


悪いのはあたしになんだよ?


なのに、なんでそんなに優しいの?


「みぃ子、センコーに言っといてや。

 2人は事情があって授業に出られへんって。

 どーせ先生の自己紹介やし、平気やろ。」


授業には出なきゃ


先生のお気入りになんなきゃダメなんだもん


「待って!あたしは・・・」


「うちに従えや?

 今、授業にでられる顔してへんし。」


それってメイクが落ちてるって事?


このメイク1時間はかかるのに・・・


そんなこと考えていると澄晴が喋った