そんな実に


『ほら、おいで』

腕を大きく広げて実を呼ぶ


実「うん!」


――ぎゅぅ


私が言うと顔を上げて嬉しそうに思いっきり抱き着いてくる実の頭を撫でる



陣「(早く離れろよあの甘ったれが!!)」

宇良「(ぶっふぅいつまで抱き着いてんだ)」


こんな陣と宇良に気づくこともなく
やっと実と離れ


『じゃぁ本当に帰るね、バイバイ』


樹「おう!気を付けて帰れよ」




皆と挨拶をし、倉庫を出る