蝶姫×黒擂Ⅱ

―――プルルルル


―母「もしもし!華羅?
んもぉ~久しぶりじゃないのー!」


ツーコールほどで電話に出て、私が喋る間もなく喋り出す母ちゃん


―『あ、うん、ってか話聞いてよ』


―母「だって全然電話くれないし
顔も出してくれないし」


―『それは悪かったけどさ、
今週の金曜顔出しに行こうと思ったのに』

そう言うと


―母「えっ、本当!?」

と大声を出す



―『うん、男五人連れてくわ
黒擂の奴等、泊まりね』



―母「うっそ!黒擂?

んでもって泊まり?アンタ華羅~
ヤラシイことでもしようとしてんの?」


―『んだよ、やらしいことって…
するわけねぇだろ』


妙にハイテンションでおかしなことを言う母ちゃんに呆れる


―母「そんな露骨に…

まぁいいや!!じゃ金曜ね!!バイバーイ!!」


そう言うと一方的に電話を切られた