宇良「か、華羅ちゃん、怖いよぉ…」


私に抱き着いている宇良が恐怖のあまり震えている
そんな宇良の頭をあやすように撫でる

陣の殺気がこっちまでプンプン来ている


捺「か、いとぉ…あき、とぉ…

助け、て…いでぇよぉ…。」


地面を這いずりながら
海斗と秋人の方へ行く捺

まるで、ゾンビのよう。



秋人はパソコンの画面を指差しながら海斗に何か話している。
海斗は秋人の話を聞きながら捺には目もくれず手でシッシと捺を追い払う。


しかも海斗のシッシとやった手が捺の顔にペチッとかすれた。地味に痛いヤツだ



捺「いてっ、…酷ぇよ」


海斗「お、わりぃ。当たったか?」


こんな状況でも捺の方へ一切向かない海斗


捺「ひでぇ…酷すぎる

俺は、俺は陣に頭突かれ……っ」


海斗「お前が悪い」


捺「…………。」






…一蹴。