朝食も食べ終え…

学校に向かい…

屋上に来たが…


私と陣の間には不穏な空気が漂っている
もちろん会話は無い


壁にもたれ、柵越しにグラウンドを見ている陣にちょっかいをかける捺

海斗は秋人とパソコンを見ながら何か話している


そして宇良は



宇良「か~らちゃんっ」


『ん~?』


この状況をチャンスだと思ったのだろう
ニコニコしながら私に抱き着てきた


そんな私と宇良を横目で見たかと思うと
すぐに視線を元に戻し、グラウンドの方を向いて「チッ」と舌打ちをする陣