純は移動して新しい席に着いた。 ふと、純は隣の席を見た。 話すことはないだろうが一応隣の席は誰か知っておいた方がいいと思ったからだ。 そして、純が隣を見ると… そこに座っていたのは、 赤坂 誠也(あかさか せいや)だった。 誠也はこの辺で有名な族の一つである、青龍(せいりゅう)の幹部であった。 青龍のほかに二つほど族があるが正統派なのは青龍だけだった。 青龍の幹部は噂では全員で3人+総長、副総長の計5人で、誠也はその中でも1番無口ということで有名だった。