アホ犬坂田に関わってから…っていうより、やたらとあばら折りまくりのもやし男と出会ってから俺の運気は下がりっぱなしだ。

「これから先…一体どうなるんだよ」

悲痛な表情のモヒカン野郎は、アホ犬坂田を調教出来ない自分の無力さ、無能さ、顔の悪さ、足の臭さを呪い悲嘆に暮れるのであったキャハ☆

「あのねぇ…勝手にナレーション入れるの禁止!」

俺は、この絶望的状況において☆入りセリフを受け入れられないぐらい焦っていた。

焦っていた…けど

『ぐぐぅ〜』

なかなかいい音だ。

「腹に響き渡る重低音…その頭はダテじゃないな」

組長…アンタねぇ

「組長…俺、坂田に関わりっぱなしで新聞配達してないんで…前借りさせてくれません?」