美沙は泣き笑いのような顔で、あたしを見た。


「……そっか。どこに行くの?」

あたしが行き先を告げると、

「3丁目のバス停から乗るのが一番早いから、そうするといいよ。 …詳しいことはメールするから。 早く行ってあげな!」

美沙は明るく言い、あたしの背中を押した。

「美沙…ありがとう!」

あたしは、3丁目のバス停へと走った。