「今日、柚妃が約束してる人ってさ……柚妃の、幼馴染?」
「え…うん」

美沙はちょっと唇を噛んで、それから言った。

「ちゃんと答えてね。 その幼馴染って、もしかして、……拓斗…?」


その真剣すぎる瞳から目をそらしながら、あたしは、



「――――――うん」

正直に、頷いた。