「おはよう、柚妃」 美沙の声がした。 美沙は、俺がここに引っ越してきてすぐ仲良くなった奴で、小・中・高と同じ学校。 「おはよう、美沙。 試合、もうすぐだね!」 そう答える柚妃の次に、付き合いの長い奴。 だけど、俺はそんな美沙の次の言葉に、耳を疑った。