「あら、どうだった?」

「うん、楽しそうだった。 たぶん、またバスケをやると思うよ。 うちの学校、全国でベスト16に入るくらいの強さだからね。 部員も多くて、やりがいありそう!」

「あら、良かったわね。 そのくらいの勢いで、勉強もやってくれたらいいんだけどね?」

「…努力しまーす」

するとお母さんは、急にしみじみとした口調で言った。