優恋*プレリュード改

やばい(゜゜;)



安心して眠れないよ><


誰がA部になるだろう?


侑宇はクラだからA部…

千咲はフルートだからD部…


サックスだから清水はD部…

サックス…

…仲村くんは、テナーだからA部、かぁ。



仲村くん、4組だっけ…


体育の時間、見てみよっかな。



…っって、話が脱線した!!!!



そうじゃなくて、


うちは、


うちは…?












まだ決まっていないパートは、トロンボーンだけだ。




「田中と金山は、この後残って」


ミーティングの最後、宇治井先生は言った。


『はい』



「コンクールのことかな?」


紅葉がこそっと耳打ちしてきた。


「きっと、紅葉がA部だよ。うちより上手いもん」


「えー、そんなことないよ!!優亜のが上手いじゃん」


紅葉の笑顔は、本当に可愛い。



私は、きっと落ちる。


でも、鈴木先生の指揮が好きだから、D部のが良いって気持ちもあるし…



どっちになっても、私は、悲しまないと思う。


だからきっと大丈夫…


「今週の土曜日、オーディションするから。準備しといてね」


『はい』


「じゃ、帰っていいよ。これだけだから。あ、オーディションは基礎見るから」


『はい。さようなら』


職員室を出て、一息つく。

あそこは妙に緊張…。

怒られるわけじゃないって分かってるんだけどね。




土曜日…


今日は水曜日だから、オーディションまではあと3日。



準備ってったって何もする事はないでしょう?


練習しなさいってこと?



紅葉は、真剣な表情で言った。


「練習、たくさんしないとね。今日からうちらはライバル!!」

紅葉さ軽くウインクすると、「バイバイ」と言って帰っていった。



ふぅ…



紅葉は、オーディションに受かりたいんだ。


私は、、、

受かりたいわけじゃないのに受かったら、紅葉に何て言ったらいいの?



紅葉は本気なのに私は…

自分が恥ずかしい。


本気じゃない私なんて、落ちればいい――――



「――田中さん?」



はっと顔をあげると、仲村くんが立っていた。


「あの、これ、山田先輩から。ファイル忘れてるよ、って」


「――ありがとう」


仲村くんは、私の隣を歩き出した。



私を待ってたの?



ファイルを届けるためだけに?



何ていい人なんだろう…



「ねぇ、仲村くん?」

「ん?」

「どうして、こんなに待ってたの?もう20分以上…ファイルを渡すためだけに、そんな待ってたの?日和に渡せば早かったでしょう?」



仲村くんは、うーん、と少し考えてから、

「別に、平気だよ。西関さんと一緒に帰るのは知らなかったしww、それに――」