優恋*プレリュード改

「え、優人?んー、まぁいい人だよね」
「仲村かー、頼りにならなくもないかなw」
「私ね、小学校の頃優人の事好きだったの!超かっこよくてー、」


仲村くんは、聞くところによると本当にいい人らしかった。

誰に聞いても、似たような回答...笑


私のリサーチの仕方がいけなかったのかなんなのか、仲村への評価はみんな同じ。

やっぱり、普通にいい人なんだな、うん。


「んなわけあるか」


「え?」


後ろを振り返ると、仲村くんが立っていた。




「うおっ、びっくらなう」

「言えてねーぞ」

あまりに驚きすぎた。


「んなわけあるかって...何が?」


いきなり話しかけてきた割には前から話してたみたいな言葉だ。


「お前、気づいてないの?心の声、だだ漏れ」


ちょっとバカにしたように言われる。


「!!!!!!!!!!!」


顔が一気に熱くなる。火が出そうだ。


「ばーか」

「っ、バカバカいいすぎ!仲村くんのばーか!」


私がすぐさま反発すると、仲村くんはくすくすと、笑いを押し殺しながら言った。


「田中さん、仲村でいいよ笑
てかお前、小学生みたいだな、反抗期...w」


小・学・生!?!?!?!?

「じゃあ、仲村で。私も...その、た、田中でいいから」


不自然な日本語を口走りながら、仲村...くん(まだ慣れない)と向き合う向きで、横歩きで遠ざかった。

「なんだよその動き、きもいよwwww」


恥ずかしさはピークに達して、

「うるさいな、仲村く...仲村!!ばかあほどじまぬけガリガリがいこつ!」


そう捨てゼリフを残すと、再びツボに入ってしまった仲村くんを尻目に走り出した。