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※また途中から香澄目線

「そんなことないよ~!
 晴香と秀は学校一のカップルだから!
 ね、光!」
香澄がそう言うと、
光は笑って2度うなずいた。
「はい!もう休憩おわり!!
 ラリーやって!」
秀が言った。
(あ、話流したな。)
香澄はそう思ったけど、
一年生がいたのでやめた。

香澄が、2人で仲良くラリーをやっている秀と晴香をボーッと見ていると、また聞き慣れた声が聞こえた。
「おい。」
真志にとっては、そんな一言でも、
ラリーやるぞ、という意味があった。
香澄は、真志のそっけない返事や
よびかけでも、大体は意味が分かるようになった。


私たちは、つながってるから。