恐る恐る振り向くと、そこには同じ塾に通っている幼馴染みのあいつが立っていた。

「なんだよいきなり叫んで!びっくりするじゃねーか!」

「びっくりしたのはこっちよ!!不審者かと思ったじゃない!!」

先ほどの恐怖が思い出され、私はその場にへたり込んだ。

「怖かった・・・っ」

たぶん、私は今涙目だろう。