きみだけが好き。




 先頭は、未琴ちゃんと中石くん。


 その後ろに紫月と後藤くんがいる。


 そして、一番後ろは……私と八代くん。


「今日浴衣なんだ? そんで化粧してんの?」


「あ、そうなの。 …似合うかな?」


「んー…ま、そうなんじゃねー?」


「えっそれ、どういう意味…?」


「さあ?」


 ぇえええ!?


 なに、どういう意味!?


 なんか、八代くん笑ってるし…。


 似合わないのかな……。


 でも、『そうなんじゃねー?』ってことは似合うってこと…?


 …全然わかんない。


「八代くん、焼けたよね」


「あ、わかる? 健とかと海行ったりしてたからなー」


「そうなんだー。 いいなぁ…今年、海行ってない」


「いいじゃん行かなくて。 森田が肌焼けてんのとか想像できないし」


「それ、どういうこと!?」


「ははっ まんまの意味。 森田は白いままでいい」