きみだけが好き。



「そっか…。 でも、お似合いだと思う! 紫月と後藤くん!」


 後藤くんは、黒髪に眼鏡をかけていて、八代くんと同じくらいの身長。


 たしかにカッコイイ。


 紫月は美人だし…美男美女って感じていいなぁ…。


「よかった。 花帆怒らなくて」


「えっ なんで?!」


「ずっと黙ってたし…。 怒るかな?とか思ってて…。 でも、よかった…」


「紫月…。 私、応援するよ? それに、怒ってないから、大丈夫だよ」


「うん…っ」


 紫月が相談したいことって言うから、ちょっと緊張しちゃったけど…。


 でも、こういう嬉しい話でよかったっ。


「未琴ちゃんにも言った方がいいよ」


「うん。 メールでじゃないほうがいいよね?」


「うん。 紫月から言ってあげて。 未琴ちゃんも、別に怒ったりなんかしないよっ」


「そうだね…っ。 わかった」


 そっかぁ…。


 紫月に彼氏かぁ…。


「羨ましいなぁ…」


「なにが?」


「彼氏…」


「…花帆、気づいてない?」


「なにに?」


「じゃあさ、八代くんといると、どんな感じ?」