きみだけが好き。





 頂上に、何か用事があるのかな??



 さっき、『頂上に着いちゃうだろ』って、言ってた気がしたけど…。





「…あのさ」



 隣に居る蒼介に話しかけられる。



 でも、私は恥ずかしくてうつむいてるから、顔は見えてない。




「…な、なんでしょうか」




 ぎゃぁっ なんで敬語!?





「こっち向かないと、長いキスするから」




 っ!?



「…あ、こっち向いた。 まぁ……」




 長いキス、に過剰反応してしまい……ついパッと蒼介を見てしまった。



 そして、蒼介は……顔を近づけてきて…




 これって、キス、かな!?



 でもでも。 私ちゃんとこっち向いたのに…っ



 …そう思いながらも、蒼介のキスは嫌いじゃなく、むしろ好き、だから……



 ぎゅっと目をつむった。