きみだけが好き。




「今のめっちゃくちゃおもしれかった〜っ」



「うん、そうだねっ‼︎」



私はにっこりとほほ笑む。



「…最後に、観覧車…乗ろーか」



蒼介は、繋いでいた手をぎゅっと握りしめた。



私も…握り返して、いいんだよね⁇


ぎゅっと握りしめると…



蒼介もまた、ぎゅっとして…。



「フッ キリないな」



って、蒼介が優しく笑う。



その笑顔にキュンときて……。



「…蒼介、

好き」



普段、絶対『好き』なんて言わないのに…っ!



私ってば、恥ずかしいぃ…。




「自分の言った言葉に、真っ赤になるとか…」


わ、わかってますよぅ…っ



恥ずかしくてうつむきながら歩いていると…



ぐんっ …と、いきなり手に重みを感じた。



「不意打ちとか……花帆のくせに、なまいき」



手を蒼介が引っ張って止めたんだぁ…と、呑気なことを考えていたと同時に言われ…



当然、脳みそはついていかず…




おでこにキスをされたと気づいたら……



もう、観覧車の順番待ちの所まで来ていた。





…わ、私




蒼介に……デコチューされた⁉︎



「〜〜〜っ‼︎」





今頃目を丸くさせて、固まっていると…




「…鈍すぎだろ…」




と、頭上から声が聞こえた。





私………鈍すぎだ。




「花帆」



名前を呼ばれて、振り向くと……。