きみだけが好き。






「今日はどこ行くの?」



 やっと話せるくらいまでドキドキがおさまった。



「んー…どこ行きたい?」



 蒼介は、私を見て言った。



「二人での初めてのデートだし…どこでもいいよ」



 な、なんかっ



 今日の蒼介、優しいっ



 言葉もそうだけど、態度って言うか…。



「えっと…遊園地、行きたい」



 ホントは、私もどこでも良かったんだけど…遊園地しか思い浮かばなくて。



 蒼介、いやがるかな…?



「ん、了解。 じゃ、あっちのホームだからな」



 向かい側のホームに移動する。




 ふと、周りを見てみると…。



 女子高生や、女性のひと…ほぼ全員が私たちを見ている。



 ううん、蒼介を見てる……。