***************




「あ、見て見て~っ この魚、小っちゃいねーーっ!」



「ホントだ。 ……」



 今私たちが来ているのは4階。


 ここは水槽が主にたくさんあるみたい。



 歩きながら、チラッと右上を向いた瞬間…。



 八代くんも、私を見てたみたいで、お互い見つめあってしまった。



 そして自然に止まって……。




 八代くんの瞳に……吸い込まれそう…。


 トクトク……



 心臓が、心地いいリズムを保っている。







「………花帆って呼びたい」






 …え……っっ??