きみだけが好き。




「店の子なんで、手出さないでください」


 …八代くん…っ


「八代くんっっ」


 私は目いっぱいに涙が溜まっていた。


「はぁ? 関係ねぇだろうが。 この子とのやりとりなんだからオマエは黙っとけ」


 まだ、この男に手を掴まれて、ほどけない私。


「はぁ…… わかった。 客だから敬語使ってたけど……アンタ、店出てって。 他の客の迷惑。


 あと……俺の彼女に手出すんじゃねぇーよ」


 へっ!?


 や、や、やや!?


 八代くん!?


 彼女って……えぇえええ!!!??


 口をパクパクさせてる私をよそに、八代くんは、


「これ以上何かするなら警察呼ぶんだけど。 早く俺の女から離れろよ」


╼╼╼きゅん


 …今、キュンキュンする場面じゃないのに……


 私ってばっっ!!


「チっ おい、帰んぞっ」


 その男子は、私の手首を離し、他2人の男子と出て行った。