きみだけが好き。




「あのね、ちゃんと接客してほしいのっ! さっきからボーっとして何もしてないから……

 これ持ってお店の宣伝してきて」


 滝さんは、それだけ言って、『2-1 執事&メイドカフェへ行きませんか??』

という看板を置いて、戻っていった。


 え……私、そんなにボーっとしてたっけ??


 というか、この服装でコレを持って…廊下歩くの!?


 ヤダなぁ……。 でも、やるしかないし…。


 私は廊下にでることにした。



「…森田」


「はい? ……っ!」


 名前を呼ばれて後ろを向くと、八代くんが立っている。


「な、なんで八代…」


「ホントぼーっとしてんな。 ほら、看板貸せ」


「えっ…??」


 頭に?が浮かぶ。


 だって、八代くん……お店の接客なのに。


 あれ???