きみだけが好き。




「…はぁー」


「えっ!?」


 突然聞こえたため息に、ビックリしてダンボールを落としてしまった。


╼╼╼ガラガラッドシャッ



「…やっぱ、重たいんだろ? 森田は意地はりすぎ」



╼╼╼╼涙がでそうになった。



「や、しろくん…?」


 私はビックリして、床に座り込んだ。


「絶対重たいのにガマンしてんな、って思ってさ。 そこで見てた」


 八代くんは、階段のところを指差す。


「これは俺が運ぶから」


「それ、重たいよ!? 私が…」


 八代くんは軽そうにダンボールを持ち上げて、


「こんなん全然重くねーじゃん」


 って言って、ニカッと笑った。


╼╼╼きゅーん


 
「森田は力なさすぎ。 …ほら、教室戻るぞ」


 

 八代くんは、私の手首をつかんで立たせてくれた。



 どうしよう……『好き』が溢れそうになる。


 早く伝えたい…。