そして、誰とも喋ることなくお昼の時間になった

教室は一気にざわついた

「誰のとこで食べる?」

「うちの机使って良いよ」

「弁当かわいい」

耳障り

そうしか思えなかった

周りの雑音を気にすることなく、鞄から弁当を取り出そうとした時

「宮下さんやんな?よかったら一緒に食べよ」

斜め前の席の子が話しかけてくれた