夏の桜が咲く。



「では、また来ますね
お大事に」

「先生ありがとうございます」

お父さんが頭を下げている



「梨桜。大丈夫か?」

夏来くんだ。

「大丈夫だよ…多分」

「無理すんなって言ってたろ?
何で、お母さんの事言ってくれなかっただよ?
今まで一言も」

きっとお父さんに聞いたんだ

お父さんの方を見ると
申し訳なさそうにこっちへ来た


「梨桜…本当すまない
お母さんの事を押し付けてしまって
お父さん失格だな
現実から逃げてたなんてな」

「そんな事ない。
お父さんは仕事頑張ってくれてるし…
悪くなんてない」

「とりあえずお母さんは
病院へ連れて行くから」

「わかった…」

「じゃあ着替えとか持ってくるな」

「うん。」


そう言うとお父さんは出て行った