夏の桜が咲く。


登校中も

なんだか胸のあたりが

ずっとモヤモヤしていた

思い切って何度も

神田くんに話そうと思った

けど、お母さんからの虐待…

そんな話をしたら

軽蔑されそうで、嫌われそうで、

怖かったから話せなかった。

「なぁ佐倉さん?」

「ん?」

「今度の土曜か日曜ひま?
俺、部活休みなんだよね〜」

ニコニコしながら言う神田くん

「ひまだよ」

「俺ん家くる?」

「えっ?」

ちょっとビックリした

「あぁ…嫌だ?」

「全然、行きたいです」

「やったね!」

神田くんの無防備な笑顔はズルい