夏の桜が咲く。


見るからに重たそうなドアが

目の前にある。

「お父さん今までありがとう」

「梨桜にはお世話になった…」

「ううんっ…。」

ギィーッ

ドアが開いた


パチパチパチパチ

手を叩く音が聞こえる


一歩一歩踏みしめて 歩いて行く。


夏来くんの所まで来た。


「汝 健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、
富みるときも、貧しめるときも、
愛し抜く事を誓いますか?」

「はい…誓います」

神父さんの言葉一つ一つを
心に刻み込む

「では 誓いのキスを」


「梨桜…ずっと一緒ぞ?」

「うん。」

ちゅっ…