色々悩んだけど
結局 浮かばなくって
また絵を書こうとした
でもそれも何も浮かばなかった。
とうとう一周年当日…
向日葵の花束を買った
メッセージカードに
イラストとメッセージを書いた
待ち合わせはあの丘。
夏来くんの後姿が見える
「夏来くんっ」
「おぉ」
片手をひょいっと上げた夏来くん
「コレ…花束」
「何もいらなかったのに、
ありがとな」
「いいえ」
「何か浮かない顔だな?」
「夏来くんに何か申し訳なくって」
「なにが?」
「いっつも夏来くんは色々してくれるのに、
私はなにもできなくって…
だから…だからっ…」
思いっきり抱きしめられた
「俺だって何もできねぇよ。
それに俺は梨桜の絵が大好きだ
絵をもらっただけで本当嬉しい
だから、梨桜は変に色々考えすぎなくていい。
今は…大学の事もあるし
絵に集中して欲しい。
って、呼び出してて言えることじゃねーか(笑)」
「ありがと…ありがとう…」
少し安心した。
やっぱり香織の言うとおりなのかな?
「はいコレ。」
「え?なにこれ?」
「本当つまらないものなんすよ…
手紙っすね(笑)」
照れている夏来くん
「ありがと!」
素直に嬉しかった
手紙なんて普段もらわないから
「家で読んでな?」
「はいっ、」

