願い星地蔵




私は今だに現実を受け入れないでいた。


お母さんとお父さんは確かに今日の朝までいた。


願い星地蔵にもお願いをちゃんとした。


それなのに……意味が分からない!


急にガシャーンと上から音がなり、私は走るのを止め、上を見上げた。


嬢ちゃん、危ない早く逃げろ!と土方の人が言う間に、私は敷鉄板の下敷きとなって、頭におもいっきり激痛を受け、そのまま意識を失った。


私は眠りから覚め、辺りを見渡した。
辺りは豪邸の家?ちょっと違うな、魔法使いみたいな部屋かな……ゴシックなロココ調みたいな部屋って言った方がいいかな。


あれ?私、この部屋に来るの初めてじゃないような。


「君も懲りないね」


「だ、誰!」


私は辺りをよーく見渡した。


「やっほー神様だよ!」


神様と名乗った男の子はソファーからひょこっと顔を出した。