願い星地蔵




翌朝


ベッドから起き上がり、私は顔を洗いに洗面所へと向かった。



「うぅ……気持ち悪い。」


洗面所に向かうと美咲さんが、気持ち悪そうに倒れこんでいた。


「美咲さん、大丈夫ですか!」


私は美咲さんのところまで行き、支えるように美咲さんをリビングまで連れて行った。


「とりあえず、お水を飲んでください」


コップに入った水を渡すと、美咲さんはそれを払いよけ、うるさいわねぇ、余計なお世話よ!と言い、自分の部屋へと戻った。


「由香里……」


「お母さん、どうしたの?」


お母さんは凄く悲しい表情で、ごめんなさいと言った。


私は意味が分からず、何で謝るの?と言った。


「いいえ、何でもないわ。それより早く学校の行く準備でもしなさい。」


私はお母さんの悲しい表情が忘れられないけど、今は学校に行かなきゃだね。
私は、はーいとだけ返事をすると、顔を洗い、ご飯を食べ、制服に着替えて学校へと向かった。