翌朝


「晋平、起きなさい!今何時だと思っているの!!」



「うぅ……」


俺は重たい瞼を開け、時計を見た。


「なんだ、まだ7時半じゃないか、あと少し……」



ん?


んん!?



「あれ?俺、人間に戻ってる!かーちゃん、ありがとう。俺人間に戻れたよ!!」


「なに馬鹿なこと言ってるの、早く学校の行く準備しなさい!」


かーちゃんはそう言うと部屋から出て行った。



今までの出来事は夢だったのか?
まさかの夢オチ、てかッ!


俺はベッドの横に置いてあるmyphoneの画面を見た。


日付は6月19日の月曜日だ。
時間が戻ってる!


お!誰からかメールがきている。
正樹からのメールか?


ヤッホー 神様だよ!
このメールを見てるってことは無事家に帰れたんだね。途中でくたばれば良かったのに

あ、そうそう絶対にキングオブハーツ忘れないでよね!約束破ったら、どうなるか分かるよね?
じゃあ、またね!

神様より。



「ゆ、夢だけど……夢じゃなかった!!」

そして俺は、心に誓った。
もう神様なんかには頼らないと。



True End『心の誓い』