キッチンから姿を現したのは、おじさんの奥さんであり雫の母親、美憂さん 俺の叔母さんにあたる人 けど幼い頃、「おばさん」と言った瞬間容赦なくボコボコにされた その記憶から、俺は「美憂さん」と呼ぶことを心に決めている 「朝が弱いところ…海に似るなんて、本当に残念ね。」 「全くだな。」 そして容赦無く貶される俺 父さん繋がりで貶されることにもなれた俺は、テーブルの上にあった食パンを無理矢理突っ込む そしてそのままコーヒーで流し込んだ 「ゲホッ…じゃあ、行ってきま…ーーって忘れてた!」