再び敦は首を傾げたが、「まぁとりあえず。」と言って
俺の肩に腕を回してきた
「?んだよ「確かに鉄仮面はネチネチと面倒だけどよ、ラッキーじゃねぇか春?」
「はぁ?」俺は全く意味が分からなかった
何より、コソコソ話されている理由も分からない
「鉄仮面って意外とナイスバディじゃねぇか。胸もでけぇし、大人の色気っつーの?何か雰囲気もエロイしさ…。そんな奴と二人っきりだぜ!?
鉄仮面は面食いだって噂だし、もしかしたらお前襲われ「安心しろ。敦は胸がデカくて色気ある女にしか興味無いって雫に言っといてやる。」
瞬間、敦の顔は一気に青ざめていく
「春~!」と泣きついてくる敦を無視して、俺は足を進めた
出入り口のすぐ側
鞄を手に取った、クラスメートが席を立つ
「…?なんだ、お前帰んのかよ倉崎?」


